洗濯物
丁寧に畳んでみる。気持ちを込めて。
てのひらで服の感触をゆっくり感じてみる。
ボコボコしてるもの、ふんわりしてるもの、なめらかなもの、テロテロしたもの。
手で丁寧にシワを伸ばし、きっちりと畳む。
山だった洗濯物は、目の前の一枚に向き合い続けるといつか全て畳み終わっている。
畳み終えて重ねられた服たちはどことなく嬉しそう。キリッとした顔をしているように見える。身に纏ってくれる主を誇らしげに待っているような、そんな雰囲気。
畳むことに集中する、できるだけ他のタスクの事は考えない。次やることとか段取りとか、そんなものが思考に入ってきたら追い出す。畳むことに全集中する。感謝しながら。洗濯物瞑想だ。
丁寧に気持ちを込めて畳んだ服を着る家族は守られるんです♡家族を守るっていろんな形がある。雑に扱われたものって、それを使う人のストレスレベルを上げるんですよ。そして自分にも返ってくるの。
気持ちを込めると、手から何かエネルギーが出てる感覚になる。それが服に伝わっていく。
洗濯物が畳めるって幸せだ。家族がいて元気であるという事。無事であるという事。
感謝しながら畳むと、本当に気持ちがいい。すごく幸せな時間に変わる。
そして私は気づいた。気づいてしまった。
手放すことが流行っている昨今、時代錯誤かもしれないが
私は家事をしたくないんじゃない。と。
家事を心にゆとりを持って丁寧にゆっくりやりたいんだと。
心が整うし、家庭の空気も良くなる、私の心も清々しい。全ての気が整う。
思い返すと、丁寧にじっくり心を込めて家事ができないことが続くとストレス溜まっていたしイライラしてたなそういえば。
手放したものもある。洗濯物は干さなくていいように乾燥機にかけているし、自動掃除機もある。お風呂掃除は夫にお任せ。余白を作りながら一つ一つが丁寧にできる心の状態になるといいね。
何でもかんでも手放すことが大事というより、心の状態が良くなるほうを選ぶ。
幸せの土台は家の中。家事は英気を養いエネルギーの質を変えてくれる。
自分にとってベストなバランスを見つけて、脳を心地よくしておこう。
感謝家事、おすすめです。
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